ネイサンとナポレオン
ナポレオンは歴史人物の中でも
かなり有名だが、
ネイサン・マイヤー・ロスチャイルド
のことを知っている人は少ない。
ネイサン・マイヤー・ロスチャイルドとは、現在世界経済を支配しているとまで言われるロスチャイルド家の富を築いた1人である。
私はこの2人の因縁を小説にした
読む前の2人のイメージというと、
ナポレオンは英雄。
ネイサンは悪魔的な天才。
そんな感じだった。
そして読み終わった後の2人のイメージは、
ナポレオンがザ・軍人皇帝。
ネイサンは勇敢。
この変化が起こった原因は
作品自体が主人公にネイサンを起用しているからとも言えるが、
歴史的事実だけを見ても
小説を読んだ後のイメージは
あまり変わらない。
作中でナポレオンが、
「男が生き抜きたければ拳の力か、金の力を手に入れるしか無い」と言い、
ネイサンは
「最も強力な第三の力として人の絆の力がある」と言った。
そこで私は自分と照らし合わせて考える。
拳の力は無い、金を稼ぐ力も無い、人の絆の力はあるのか無いのかわからない
という状況だ。
しかし嘆くほどでもない。
なぜなら私の中にはその3つの力を手に入れるほどのインセンティブが見当たら無いからだ。
ネイサンが金の力を手に入れる理由は
ナポレオンに復讐するためらしい。
私には復習しなくてはおかしくなるほどの相手がいない。
しかしここでも落ち込む必要は無い。
今回の記事で言いたいことは要するに
野心を持つことも大事だということだ。
何か偉大なことを成し遂げるには
相当な野望・情熱がなければならない。
そしてその野望は決してきれいごとではなくとも良いんだということ。
それを伝えて終わりにする。